燕翔橋北斗の旅々失礼します

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年の瀬の東海道・木曽路の「鐵」旅行 その2

年の瀬「鐵」旅行~木曽路編~

この記事はhttps://solanet.hatenablog.com/entry/20241230_Tokaidoの続編です。

2024年12月31日 1本目:金山→中津川 中央本線区間快速中津川行き 5903M

快晴ではあれど、前日とはうって変わって、ひんやりした空気の名古屋の朝。いろいろな都合でホテルを朝食無しのプランにしてしまったので、近場のマクドナルドで済ませる。
10:22金山発。座席が空いてないわけではなかったが、何となくその気にならずバックパックを床に置いて立ち席。新守山を出たところで空席が目立ち始めたので着席する。いつも思うのだが、JR東海の保線や車輌整備は優秀だと思う。どの路線に乗っても車輌が滑るようにきれいに走って行く。つい、目を閉じてしまう。
濃尾平野から山の中への分け入り、定光寺・古虎渓を経て再び街へ。いつしか冷たい曇りに変わった空。その下に拡がる、山に囲まれた大晦日の多治見の街並みもひっそりとしている。
11:37中津川着。駅構内にそば屋さんがあって、おいしいことは分かっていたのだけど、今日はこのまま山梨の実家へ。ということは年越しそばが待っているはずで、一日に2食同じものを食べたくない私は、売店でお菓子とパン、そして飲み物を買うだけに留める。

2024年12月31日 2本目:中津川→塩尻 中央本線普通松本行き 1831M

冷えてきていたので追加でホットコーヒーを買って飲む。下りホームには結構な客がいて、これは混むぞ、と思っていたら、11:49に特急しなの9号が出ていくと、それなりに人は減った。
12:00中津川発。2両編成のワンマン車。無人駅では前降りになる旨、ICカードが使えない旨、アナウンスがあった。>

松本行き313系ワンマン車

車内には、どういうわけか名古屋近郊の路線図だけが貼られていて、中津川~塩尻~松本の中央本線の路線図は自分が見た限りではなかった。転属後間もないのだろうか。客はほぼ帰省の客。いかにも最先端のことを仕事にしています、といった風情のファッショナブルな格好をしている女性も、かなり山の中に入ったとある駅で降りていった。
空はますます冷たさを増し、田立を過ぎると沿線には残雪が目立つようになった。

須原で交換待ちの貨物列車

須原では対向の貨物列車が待っていたが、さらに対向で特急が来るそうで、それが遅れているという。12:45分ごろ、アナウンスによれば3分遅れでこの駅を出る。

王滝森林鉄道の機関車・貨車・客車 上松駅にて

意外に客を減らさぬまま、かといって増やさぬまま、列車は旅の後半へ。
ところが、塩尻市に入った奈良井には、かなりの数の乗客が待っていた。彼らが開かない後方ドアの前で待っているので、大きめの身振りで「前!前!」と運転席寄りのドアを指さす。えっ?と戸惑いながら、それでも前のドアが開いていることを認めると、ささっと移動していった。どうやらアジア圏の観光客のようで、自分のジェスチャーに対して反応が遅かったのも納得。中山道奈良井宿は観光地として有名だそうなので、いつか寄ってみたい。
塩尻は14:15ごろ着。遅れもさして気にならないものに変わっていた。

2024年12月31日 3本目:塩尻甲府 中央本線特急あずさ34号新宿行き

今回は普通きっぷなので、ここから特急で時間稼ぎをする。そうそう待たずに来たあずさは、上り列車ということもあってか比較的空席あり。それでも茅野を出ると、自分が乗っていた10号車の空席表示も予約区間が迫っていることを示す黄色に変わった*1
14:54甲府着。このあずさ号は自分の目的駅には止まらないので、ここで降りることにする。

甲府駅3番線から見る駅北口の様子。手前の茶色のビルはNHK甲府放送局。

年末の鉄道旅、その車内には、師走の気ぜわしさと、日常からの解放感とがともにあった。一年の終わりまで、あと約9時間。甲府から乗った普通列車の窓からは、南アルプスへ沈む2024年最後の夕陽が、煌々と差し込んでいた。

*1:あずさ・かいじの中央線特急は、全席指定制。ただし、その席が指定区間外の場合は、「座席未指定券」(従来の自由席券に相当)を持っていれば着席できる。その席が予約済みかどうかは、座席の上の表示ランプで分かるしくみになっている

年の瀬の東海道・木曽路の「鐵」旅行

東海道木曽路経由で甲州

年末恒例の帰省を兼ねた旅行。今回組んだ旅程は「都区内→金山→塩尻→大月→都区内」。最初は「青春18きっぷ」の利用も考えたのだが、試しに、とJR東日本の「えきねっと」で「出発駅:池袋、到着駅:新宿、経由駅:金山、塩尻」と入力したところ、ちゃんと経路通りのきっぷが発券予約された。この経路にオンライン予約で対応しているとは、さすがである(他社の予約サイトは試してないので分からない)。
この「普通のきっぷ」、実はこんな利点がある。

  • 使用可能期間は青春18きっぷと同じ連続5日*1
  • 今回の経路の場合、10,660円となり、18きっぷ5日間用12,050円より安価。
  • 特急料金のみの加算で新幹線や特急列車にも乗れる*2
  • 都区内以外では途中下車も可能で、自動改札で出入りできる*3

行程によっては、青春18きっぷより、普通乗車券を買った方がちょっとだけ利点があるのだ。

年の瀬「鐵」旅行~東海道編~

2024年12月30日 1本目:池袋→国府津 湘南新宿ライン快速国府津行 2829Y

すっきりとした冬晴れの割には、そこまで冷え込んでいない晦日の朝。前日深夜まで仕事だった割に、すんなり起きられた。それをいいことにあまり時間を気にせず、自分のタイミングで池袋駅に向かうと、9:26発の国府津行きの表示。10分以上あるので駅構内のそば屋へ。朝イチの冷えた体を一度温めようと、きつねそばをすする。>

池袋駅改札内のそば屋爽亭のきつねそば

以前この時間に出てきた時は、コミケットの開催と被って同じホームの埼京線がだいぶ混んでいたものだ。今日はコミケット開催日のようだが、参加者にとってはちょっと遅めの時間帯らしくそこまで人は多くなかった。自分の乗る列車も、池袋段階では年末らしからぬ混雑具合だった。
横浜あたりから、徐々にスーツケースや大きめのバックパックを持った客が増えた。
途中で、やや大きめのバッグとベビーカーを持った夫婦が乗ってきた。平塚か茅ヶ崎あたりだったように思う。乗るなりベビーカーから「やだぁ、降りる!」の声。降りるわけには行かないとなだめる父親。お疲れさま、である。
11:03国府津着。ここで跨線橋を渡って、熱海行きに乗り換え。同じ乗り換えをする人は数名。どうやら乗り継ぎをする人たちは、同一ホームで乗り換え可能な鴨宮で降りてしまったらしい。これは迂闊だった。

2024年12月30日 2本目:国府津→熱海 東海道線普通熱海行 1851E

手元の「コンパス時刻表」では、乗り継ぎ相手の1851E列車は国府津11:08発。ところが国府津駅跨線橋にある発車案内には「普通 熱海 11:13」とあった。平日と土休日を見間違えたか、と、もう一度時刻表を見たが、そんなことはなかった。隣に平日の時刻が乗っていたが、そちらでは11:14発なので、そもそも該当する列車が時刻表上にない。
まあ、今日は先を急がない。のんびり行こうと構えた。
やがて「1851E」を先頭に掲げた列車が入線してきた。ともかくも乗り込む。早川駅を過ぎてふと横を見ると、国道一号線に合流する道路がだいぶ混んでいた。空はいつの間にかどんよりと曇り空。>

湯河原付近の車窓 2025年12月30日

熱海には11:44着。所定通りで一安心をした。

2024年12月30日 3本目:熱海→浜松 東海道線普通浜松行 447M

2022年の年末も、今回と同じルートで名古屋経由神戸へと旅をした。この時は、平塚・熱海・興津・浜松・豊橋と乗り継いだ。当時の時刻表冊子そのものがないのでもう分からないが、熱海から浜松まで直通する電車は珍しかったように思う。手元に残っている乗車記録でも、熱海から島田行きに乗り、途中の興津で興津始発の浜松行きに乗り換えている。
今、手元にある「コンパス時刻表」2025年1月号では、熱海から浜松までの直通運転が概ね30分に1本あり、その合間に興津~島田の区間運転の列車が挟まるダイヤになっているようだ。運用の都合なのか、需要との兼ね合いでそうなったのか分からないが、今回の旅には非常にありがたい。
さて、今回乗る熱海~浜松の通し運転の451M列車。2両編成+2両編成+4両編成の8両という、静岡県内のJRとしては長い編成での運転。313系だが近畿車輌のステッカーが見える。*4
三島12:47発。車内の座席が一気に埋まる。手荷物の大きな客が多い。バックパックもだが、そんなに何が入っているのだろうと思ってしまう大きめのスーツケースもある。
沼津12:53発。駅を出てしばらくすると、線路脇に広大な空き地。車両基地を建設中とのことで、いずれは電留線がこちらに移ってくるようだ。
立ち客は思ったほど多くない。だが、座席の方は駅に着く度に若干の入れ替わりをしつつ、埋まったままだ。>

東海道線車窓からの富士山。雪は少なめ 2025年12月

大きめのバッグを抱えた女性は、おそらくは専門学科の教科書と思しき本を開いて、真剣に読みふけっている。並びのシートを確保した親子は、母親はスマホに、娘は某学習塾のロゴが入った計算問題のプリントに集中していた。少し離れたところにも、鉛筆を持って問題を解いているであろう女の子。そこから通路を挟んだところにいる、いかにもいいところの御方といった風情のおしゃれな服装のおばさまは、クラシック音楽に関する本を読んでいる。年末の帰省シーズンらしい、人それぞれな車内の光景だ。
島田13:58発。ボックスの向かいに親子なのか、祖父と孫なのか、鉄道好きらしいふたりが乗り込んできた。駅を出るとすぐ、大人の方が進行方向右を見るように促している。金谷での大井川鐵道の合流を見せたいらしい。その大井川鐵道はちょうど金谷駅に電車が着いたところ。
浜松14:25着。ここで14:47発の豊橋行き967M列車に乗り換えることにしていた。が、予定変更でここで昼食に。駅前の遠鉄百貨店に浜松餃子の店があるというので、そちらへ。最上階のレストランフロアはやはり混んでいるのでは……という懸念があったが、比較的すぐに席に案内してもらえた。1200円の定食には餃子とライスは勿論、食後の杏仁豆腐までセットでついていて満足感が高かった。>

遠鉄百貨店内「浜松餃子 錦華(きんか)」餃子定食1,200円

2024年12月30日 4本目:浜松→豊橋 東海道線普通岐阜行 3149F

浜松~豊橋区間運転列車がメインだが、珍しく岐阜行きの表示。こちらも313系。線路状態がいいのでここまで来ると眠くなる。>

浜松発岐阜行き普通列車 2025年12月30日

舞阪15:34発。うつらうつらしていた私の周囲が入れ替わった感覚で目を開けると、欧州系の若い外国人男性3人に囲まれている。何か話しているが何語か分からない。そうこうするうちに「ィポーニェ…」という単語が聞こえ、ロシア語かそのあたりの言語だろうと推測する。荷物に若干のアニメ要素があったので、そういうことで日本に来たのだろうか、などと考える。弁天島あたりで3人が揃って海を見ていたのは、珍しいからなのだろうか。
このままこの列車に乗っていてもいずれ目的地には着くのだが、豊橋で乗り換える。

2024年12月30日 5本目:豊橋→金山 東海道線新快速米原行 5343F

豊橋~名古屋~岐阜~米原間には「快速」「新快速」「特別快速」がある。「特別快速」は東京、「新快速」は京阪神エリアのイメージがある呼称なので、両者が同じ線路を走っていることには違和感を禁じ得ない。実際には停車駅が違うそうだが、自分が用事があるのは名古屋駅金山駅のどちらかで、そのどちらにもすべての列車が停まるので、さほど気にせず乗ってしまう。
さすが大都市圏。ここに来て座れない。ただ、仕事帰りや学校帰りという風情の人はいない。月曜日ながらさすが年末、ほぼ私用の人々ばかりだ。
16:54、ほぼ暗くなった金山駅へ列車が到着。1日目の旅が終了。ホテルへのチェックインにはまだ時間があったので、駅近くのフィットネスジムへ直行。我ながらよくその体力があるなと思いつつ、1時間半ほど汗を流した。

*1:https://www.jreast.co.jp/kippu/04.htmlにあるとおり、普通の乗車券の有効期間は距離で決まっているため、ぐるりと回るコースにしたことで単純な往復より距離が伸びている。

*2:青春18きっぷだと、特急列車に乗る場合、特急料金に加え、該当区間の運賃部分も別途支払いが必要

*3:鉄道が趣味でないと、案外このルールを知らない方も多いかもしれない。JRの乗車券はhttps://www.jreast.co.jp/kippu/05.htmlにあるとおり、途中下車できるのが原則。交通系ICが使えるエリアなど一定の条件では途中下車を認めない、という例外規定がある。

*4:Wikipediaによると、近畿車輌313系3次車まで製造に関わっていたとのこと。基本は日本車輌製造が製造していた。

小さくて大きな町のローカル線~東武鉄道小泉線~

東武鉄道小泉線に乗る

JRのローカル線は「青春18きっぷ」のおかげもあってちょいちょい乗りに行っているが、大手私鉄の支線区となるとどうしても足が向かない。乗りつぶしオンラインの自分の記録を見てみても、大手私鉄で完全乗車しているのは小田原線江ノ島線多摩線の3線区しかない小田急だけで、小さい支線が多い京王や京急、西武はなかなか完全乗車に至っていない。
現住地を走る東武鉄道の支線区も例外ではなく、実質本線のような顔をしている桐生線鬼怒川線にはちょいちょい乗っているが、伊勢崎線でも太田~伊勢崎は乗ったことがないし、その太田と館林の間を迂回する小泉線もわざわざ乗ったりはしてこなかった。
アテもなくフラリと家を出た大型連休の2日目。そんな路線のひとつに「わざわざ乗りに行こう」と思い立った。

東武へJRでアプローチ:湘南新宿ライン(宇都宮線)2534Y 浦和→久喜

東武に乗るのに、なぜか買ったきっぷは「のんびりホリデーSuicaパス」。モバイルSuicaユーザーならアプリ上で購入できて、そのままスマホをフリーパスとして使える。自宅は東上線のエリアなので、今回の目的からすると端からJRに乗ることになる。それが今回このきっぷを買った理由だ。完全デジタルで手元にきっぷが残らないのはちょっと残念だが、同じ(モバイル)Suicaを使うことでそのままパスのエリア外区間の精算が自動的に済むのはありがたい。
北朝霞で蕎麦をかき込んでから南浦和へ、さらにひと駅隣の浦和へ出て、そこから宇都宮線へ。平日の昼前だが休日の人とそうでない人とが入り交じって非常に混んでいる。乗り換えの南浦和駅の階段の人の流れが異様に遅いと思ったら、先頭に幼児の手を引いた女性。階段を降りるのもまた、社会への大切な一歩。みんな追い抜いては行くが、迷惑そうな顔はしていなかったように思う。
いつもながら狭いホームには人が溢れていた。京浜東北線に続き、宇都宮線も席は完全に埋まった。立ち席もそこそこいる。30分ほどで昼前の久喜駅に着いた。

東武伊勢崎線:久喜→館林

自分は日常的に都県境を跨いで行動しているので、それが当たり前だと思っている。が、そんなものは大都市圏に巻き込まれたごく少数の都府県に限られた話で、大抵の所では県境付近の人の流動というのは少ないようだ。JR東北本線宇都宮駅から先、福島県に向かっていくところでは急に乗客が減る。それが東武線でいうとどうやら久喜のようで、都内の地下鉄から直通してきた列車は大抵久喜止まりで、その先は久喜~館林までの区間運転のようだった。

普通館林行き幕の10030系

館林行きとして入ってきたのは、東武でも大所帯の10030系。以前東上線でよく見た顔の電車だ。随分久しぶりに東武の方向幕を見た。久喜止まりの地下鉄・東急の車両からはそれなりの数の人が降りてくるのに、この館林行きに乗ったのは10人いるかどうか。7人掛けのロングシートにひとりかふたりずつくらいしか座っていない。

東武伊勢崎線久喜~館林の車窓

沿線は住宅地と農地が入り交じる。特に駅間の線路際は農地が多く、水を張り始めた水田が多かった。12:30過ぎ、館林駅に到着。駅舎に品がある駅なのだが、今日は乗り継ぐのでこのまま駅構内に留まる。

東武小泉線:館林→西小泉

館林駅3番・4番・5番線

館林駅は1番線から5番線まであるが、ちょっと変わった形をしている。ホーム2つに対して伊勢崎線の3本の線路がある「2面3線」構造の2面のホームの北側を切り欠き、その切り欠きにそれぞれ1番線と4番線がある、という構造だ(館林駅 構内マップ|東武鉄道ポータルサイト)。区間運転の多い支線の乗り場を分けつつ、車両自体の行き来はできるようにしておくための工夫なのだろう。
30分近くの待ち合わせだが、小泉線の発着する4番線には随分早くから客がいた。さっきまで乗っていた久喜~館林の各駅停車より人がいるのではないか、と錯覚するほどだ。時間帯のせいか、若い人も多い。そして、聞こえてくる外国語。外国人労働者の多いエリアだとは聞いていたが、こうもがらりと変わるかと思うほど。

東武11204FのLEDワンマン西小泉行き表示

入ってきたのは、元祖10000系の11204F。ステンレスで昭和な感じのする先頭デザインだが、こちらはLEDの行き先表示。ワンマンの支線区にはちょっと贅沢かもしれない。

小泉線車内から

昼時だが、車内は比較的に賑やか。そんな中、走り出して割とすぐ、車窓を見ていて気づいたことがあった。進行方向向かって左側に、明らかにもう一本線路が敷けそうな余裕があるのだ。

小泉線本中野駅

本中野駅に至っては、ホーム脇にかなり広い土地が駅に沿って残されている。1963年まで貨物扱いを行っていたというから、その名残なのだろう。
およそ20分ほどして、終点の西小泉駅に到着。早速、日英中韓葡西の6カ国語表記の駅名標に歓迎された。

西小泉駅の6カ国語表記の駅名標

小さな駅だが、きれいに作られている。みどりと黄色のブラジル国旗の色もアクセントに入っていて、ちょっと日本らしくない感じも。駅前に公園が整備されていたが、どういうわけか栗の木がたくさん植えられていた。

西小泉駅

大泉町内を歩く:西小泉駅小泉町駅東小泉駅

駅名は東小泉、小泉町、西小泉と「小泉」だが、町名は大泉町。これは1957年の合併によるものだそう。町内には戦時中、中島飛行機の工場があり、小泉線もそれに伴って現東小泉~太田を結ぶ支線が作られたとのこと。現在でもパナソニックSUBARUの工場があり、それらの工場で働くブラジルやペルー出身の日系人労働者が多い、というのは、よく知られているところだろう。

ポルトガル語表記のある大泉町内の店舗

町内にもポルトガル語の表記がたくさん。また文化を反映してか、美容室のような佇まいのでタトゥー店を2つほど見かけた。店主らしい男性が暇そうに、店先へ立っていた。

そもそも英語表記がなく日葡2カ国語の大泉町の防犯カメラの掲示

昼時を逃していたので、バーガーでも食べようかと思って店を探し向かうも、駐車場が満車で店内が人であふれかえっている。大型連休ともなると、こういう工業中心の町ではまとめて休日になる人が多いのだろう。幸いそこまで空腹ではなかったので、歩き続けることにする。
小泉町駅付近に「城ノ内公園」という公園があるのを見かけた。公園には隣接して中学校・小学校もあり、「随分と広い土地が公用地になっているとは……」と調べてみると、戦国時代に築城された城の跡なのだそう。線路際なので軍用地なのかとも思ったが、そうではなかったようだ。
さらに歩いて東小泉駅付近に来ると、太田方面との線路の分岐点に来た。線路は築堤の上を走り、脇の道路から見上げる形の線路が、初夏の青空にとてもきれいに見えた。

東小泉駅西方の築堤
東小泉駅を出発し西小泉駅に向かう小泉線の電車

小泉線:東小泉~太田

小泉線は館林~東小泉~西小泉と、東小泉~太田の2区間からなる路線だが、相互を直通するのではなく、東小泉から太田へ向かう普通電車はその先、赤城へと延びる桐生線と直通運転をしている。

東小泉発赤城ゆきの電車

こちらもLED装備の短編成の電車。やはり、思ったより人が乗っている。
太田駅は高架化されている。土地に余裕があるのと車社会なのとで、鉄道への高架化の要請は都市部以上に大きいのかもしれない。そんな立派な高架橋を、2両編成がちまちまと走っていく。

太田駅越しに見えるSUBARUの建物

太田駅前の整備の具合も、とても非県庁所在地とは思えないくらいしっかり、こぎれいな町だった。が、食事を取れそうな場所がない。よく見ると閉店、テナント募集の店もまあまあ見かける。仕方なしにコンビニで済ませることにした。

おそらく某ディスカウントストアだったであろう廃ビル

その後の行程

太田からは伊勢崎線で伊勢崎へ。伊勢崎市内も太田同様高架化されていて、そこへ2両編成がちまちま走って行くというちぐはぐな感じ。時間帯のせいか、高校生や大学生が増えてきて車内が賑やかだ。
伊勢崎からはJRへ。ここからまたのんびりホリデーSuicaパスの出番。
特になにか大きな見どころがあったわけではないけれど、町としてなにか元気さ、勢いを感じた群馬の旅でした。

いつの間にか…2年近く経ってました

COVID19がありとあらゆるものを変えました。

w-inds.の2020ファンクラブツアーは自分が行ったZeppTokyoの回以降中止。

accessのライブは大幅延期で翌年実施。

かろうじて行けたのが2020年のホールツアーだったか。

それも記事にする心の余裕もありませんでした。

職場は学校に合わせ1ヶ月半休業、その間に自身が怪我をして(COVIDとは無関係ながら)入院。信頼してた上司が異動、自分の上にまた別の上司が来、今までとの感覚の違いに戸惑うやらイライラするやら…。

そしてなにより、このブログの更新が完全に止まりました。なにしろこのブログのお題、音楽か旅行かしかないもので、それができないとなると更新しようがないのです。

 

近況だけ。

w-inds.さん、accessさんの動向は追いかけてますが、現場には行けてません。COVID対応で逆に人手が必要になっているワタシの職場、昨年より休日出勤が増えてます(担当を分散させたため)。

逆に入院中から始めた「東京放課後サモナーズ」というゲームにはまり、そこから「ケモノ系VTuber」にはまる(元々動物キャラ好きなので)という新世界開拓中。

そして、入院直前に故障していたデスクトップパソコンを2021年秋に更新。

ちょっと創作など、してみたいな、と思っている所です。

忙しいと作りたくなる。インプットが多いと、アウトプットもしたくなる。

そんなことなんでしょうね。

 

 

w-inds. LIVE TOUR 2019 "FUTURE/PAST"

本来なら名古屋公演参加後に編集の予定が、けがのため行けず、そのままになっていました。

今さらいろいろ書けないので、ほぼそのまま公開します。

参加は7月26日八王子(ツアー初日)、8月11日大阪の二回。

 

1曲目から最新シングルをぶちかます斬新展開にやられたのが今回ツアーの最大の目玉でした。

それほどまでに自信作、そして新たなw-inds.の側面を見た思いです。

さて、開演45分ほど経ってようやくまとまったMC。

《八王子》龍一くん来場への感謝等々で(2017に続き)自己紹介を忘れそうになり、気づいた涼平くんが「そんな彼が龍一くんです。」と紹介。「斬新だなあ」。ついで涼平くんを龍一くんが紹介。慶太くん「居るだけで2℃下がる」「そんな理由でついた名前じゃない」とのやりとり。最後に「この流れだとふたりで紹介することになる」「みんなもやる?(やるー)」「うわあ恥ずかしい」→階段の影に隠れる「せーの『慶太ー!』」「はあーい!」

《大阪》初っぱな龍一くんのはずの「ありがとうございます」に涼平くんが被る事故。

龍一くん「コール&レスポンスやっちゃう?」からの全体→2階3階→男子。男性crewの勢いに「くうぅっ!」っと気持ちよさそうな龍一くん。

「昔の挨拶は声が高くて」なんて話をしたにも関わらず、慶太くんが結婚式のの司会のようなかなり落ち着いた挨拶。龍一くんが「もういいよFutureの方で!」というと「もし大変でしたら座って見ていただいても」

M11 Drive-Me-Crazy (from EP "ブギウギ66" [2007])

今回のもう一つのびっくりポイントがここ。

ツアー初採用のこちらの曲。ジャジーなノリの曲にあわせ、ハットを被ってスーツで決める三人がかっこよく。

その後のMC。

《八王子》M17「SUPER LOVER ~I need you tonight~」を受けて、モーリスホワイトばりの「みゃおーん」を披露する慶太くん。涼平くんもなかなかだが、龍一くんはあんまりうまくない。しまいには「あおぉ~~ん」と遠吠えに。

慶太くん「なんでこんなに飛ばしてるか分かる?トークやってて音楽に飢えていたからでぇす!」で大喝采

龍一くん「みんなも待ちきれなかったのかな。SNS見てると《更新遅い》とか《グッズの発表が遅い》とかねえ」「お待たせして済みませんでした」

青森a-nationDA PUMPと共に参加。ライジング所属男子は仲が良いという話が出ていたが、食堂で食べたときに慶太くん→DA PUMPメンバーと、涼平くん→スタッフさんと、龍一くん→ダンサーさんと食べるという展開。「店員さんは『うわあw-inds.仲悪いんだろうなあ』って思ったんだろうね」と慶太くん。

《大阪》ftfで慶太くん龍一くんが接触。「罪もありませんが」と歌詞に掛ける。

「昔、HEY!HEY!HEY!って番組でユニバーサルスタジオジャパンに行った」「僕らもいずれそういう、w-inds.ミュージアムみたいなものを…姫路あたりで」(涼平くん「なんで姫路なんだろう」)。「入るとこう3人のパネルがあって、俺のところが抜けてて俺になったような気分に」

「Rain is Fallinのイントロだけ体験できるやつ」

涼平くん「VRで、こんな感じの」「糸出てきたら、それどっかで見たやつ!」「糸出てきちゃうのはどっから出ようとダメだから」「で、慶太は何ーポッターなのかな」「タチーポッターですか?」「みんなでマント着てさ」

でも25周年あたりにはやりたい。いきなりSASUKEみたいに雲梯やってくれ、なんてのだとみんなついてこれないから、ゆるめで。

「でも今日は限界超えましょう!」

慶太くん「ペンライト1曲降り続けるの大変だよね、みんなの気持ちになろうと思ってやってみたことあるけど」龍一くん「目指せこの二の腕!」と自分のがっしりバイセプス披露!

アンコール中のMC

《八王子》ステージから全体写真撮影。カメラマンさんが出てきたものの、使用機材がiPhone。「そのごついのじゃないんだ!」(笑)

20周年に向けどんどん作っていくのでついてきて欲しいとの話。

《大阪》大阪の制作会社?のスタッフさんが撮影。「GetDownは時間かかったが、次はもっと早めに、アルバムも、そしてツアーも」と先々楽しみなコメント。

enc2 More than words (from EP "FLY HIGH" [2012])

 

2019夏旅:4日目8月14日:奈良~伊賀~四日市

木津川沿いに三重県へ:関西本線 322K列車 奈良~加茂・関西本線 230D列車 加茂~伊賀上野

ホテルで朝食をとり、近くのヤマト運輸のセンターから荷物を送り出して、奈良駅へ。まだ観光客が動き出すには早く、がらんとした駅。でも、スーツケースやバックパックの人はそれなりに見かけた。

台風10号接近で、スカッと晴れてはいるものの、かなりの強風。

関西本線は、大阪方面から京都府木津川市の加茂駅までと、名古屋方面から三重県亀山駅までが電車、その間の区間ディーゼルカーでの運転。従って加茂駅で必ず乗り換えになってしまう。2両のディーゼルカーは9:36、定刻の発車。

木津川沿いに山間にどんどん分け入っていく。農村と言うよりは山村と言った方が合うような、「ザ・ローカル線」な風景が続く。10:14,伊賀上野に到着。

我が町ののんびりローカル線:伊賀鉄道

『忍者』は1番乗り場へ。などと書いてあるので、ついつい降りてしまう。

伊賀市内を縦貫して走る元近畿日本鉄道のローカル線、伊賀鉄道。「元近鉄」ではあるが、今走っているのは元東急の車両。

これに、「伊賀」にちなんで忍者のラッピングを施して走らせているのだ。

スピードは「忍び」のイメージからはほど遠い、のんびりした走り。どこか急ごうというのでは無いけれど、普段着のくらしのすぐそばにある電車、と言った感じだった。乗客は、街なかへお出かけのお年寄り、小さな子どもを連れたパパ、沿線のショッピングセンターへ営業に来たと思しき、不慣れな感じのビジネスマン。

35分ほどで伊賀市の反対側にある近鉄線の伊賀神戸駅に到着。すぐ折りかえして戻ってきた。

嵐に追いつかれた:関西本線 234D列車 伊賀上野→亀山、関西本線 2308G列車 亀山→四日市

ちょうどお昼なので、伊賀上野駅からちょっと歩いたところにあるコンビニへ。パンを買って帰ってきたが、雨が本格的に降り始め、走って戻る羽目に。

伊賀上野駅の駅舎は瓦葺きの風情のある駅舎。構内にも旧い標識などあってよかった。

12:21、234D列車で亀山へ。京都のお茶をアピールするラッピングが施されており、カーテンもそれに沿ったデザインだった。

途中亀山で乗り継ぎ、JR四日市駅には13:53到着。ここで自分の迂闊さに気づく。ホテルを取るときに予約サイトから「駅が近い」という条件で引っ張り出したのだが…。

四日市にはJRと近鉄の両方が走っており、両者の駅はちょっと離れている。「駅が近い」といってもどっちの駅から近いのか、ということを気にしなければいけなかった。

そう、宿泊先の四日市シティホテルアネックスは近鉄駅の近く。横殴りの霧雨の中を、延々駅前通りを歩く羽目になってしまった。

街なかは遊園地:四日市あすなろう鉄道

でも、近鉄の駅に近いことにはメリットがある。近鉄から移管された第三セクター鉄道四日市あすなろう鉄道」は近鉄駅近くの「あすなろう四日市駅」発着だからだ。

日本の多くの鉄道のレールとレールの間隔(軌間)は1067mm、一部私鉄と新幹線が1435mm、ほかいくつかある。その中でも狭い部類にあたる762mmは俗に「ナローゲージ」と呼ばれ、日本では富山県黒部峡谷鉄道三重県三岐鉄道の一部、そしてここ、同じ三重県四日市あすなろう鉄道の3社4路線しかない。

軌間が狭いから、電車もミニサイズ。両手を拡げて大の字になると、ほぼ電車の幅と一緒だ。

近鉄は大きい規模の鉄道会社だけど、昨今一部のローカル線を切り離した。今日乗った伊賀鉄道や、この四日市あすなろう鉄道もそうだ。

小さな車両は雨の中、ごとごとと走り出す。見た目も走りも、内装もかわいらしい。そんな電車や、軌道は四日市市が所有している。鉄道路線維持のときに言われる「線路や設備は地元自治体所有、運行を会社に委託」という上下分離のやり方だ。

路線もコンパクトなので、1時間ちょっとで全部乗り切ってしまった。

 

 

2019夏旅:3日目8月13日:明日香村探訪

気まぐれな飛鳥の空に

山梨で過ごした中学時代、3年生の修学旅行は奈良・京都。山梨から三島駅にバスで出、そこから新幹線。京都駅から近鉄特急で奈良へ。奈良市内で一泊して市内観光。翌日は一度法隆寺へ向かってから折り返して京都へというスケジュールだった。

そう、ここには「飛鳥」がない。

その後、高松塚古墳キトラ古墳について知り、俄然「飛鳥」という場所に興味を持ったが、なかなか訪れる機会がなく…今回ようやくの訪問となった。

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