燕翔橋北斗の旅々失礼します

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年の瀬の東海道・木曽路の「鐵」旅行 その2

年の瀬「鐵」旅行~木曽路編~

この記事はhttps://solanet.hatenablog.com/entry/20241230_Tokaidoの続編です。

2024年12月31日 1本目:金山→中津川 中央本線区間快速中津川行き 5903M

快晴ではあれど、前日とはうって変わって、ひんやりした空気の名古屋の朝。いろいろな都合でホテルを朝食無しのプランにしてしまったので、近場のマクドナルドで済ませる。
10:22金山発。座席が空いてないわけではなかったが、何となくその気にならずバックパックを床に置いて立ち席。新守山を出たところで空席が目立ち始めたので着席する。いつも思うのだが、JR東海の保線や車輌整備は優秀だと思う。どの路線に乗っても車輌が滑るようにきれいに走って行く。つい、目を閉じてしまう。
濃尾平野から山の中への分け入り、定光寺・古虎渓を経て再び街へ。いつしか冷たい曇りに変わった空。その下に拡がる、山に囲まれた大晦日の多治見の街並みもひっそりとしている。
11:37中津川着。駅構内にそば屋さんがあって、おいしいことは分かっていたのだけど、今日はこのまま山梨の実家へ。ということは年越しそばが待っているはずで、一日に2食同じものを食べたくない私は、売店でお菓子とパン、そして飲み物を買うだけに留める。

2024年12月31日 2本目:中津川→塩尻 中央本線普通松本行き 1831M

冷えてきていたので追加でホットコーヒーを買って飲む。下りホームには結構な客がいて、これは混むぞ、と思っていたら、11:49に特急しなの9号が出ていくと、それなりに人は減った。
12:00中津川発。2両編成のワンマン車。無人駅では前降りになる旨、ICカードが使えない旨、アナウンスがあった。>

松本行き313系ワンマン車

車内には、どういうわけか名古屋近郊の路線図だけが貼られていて、中津川~塩尻~松本の中央本線の路線図は自分が見た限りではなかった。転属後間もないのだろうか。客はほぼ帰省の客。いかにも最先端のことを仕事にしています、といった風情のファッショナブルな格好をしている女性も、かなり山の中に入ったとある駅で降りていった。
空はますます冷たさを増し、田立を過ぎると沿線には残雪が目立つようになった。

須原で交換待ちの貨物列車

須原では対向の貨物列車が待っていたが、さらに対向で特急が来るそうで、それが遅れているという。12:45分ごろ、アナウンスによれば3分遅れでこの駅を出る。

王滝森林鉄道の機関車・貨車・客車 上松駅にて

意外に客を減らさぬまま、かといって増やさぬまま、列車は旅の後半へ。
ところが、塩尻市に入った奈良井には、かなりの数の乗客が待っていた。彼らが開かない後方ドアの前で待っているので、大きめの身振りで「前!前!」と運転席寄りのドアを指さす。えっ?と戸惑いながら、それでも前のドアが開いていることを認めると、ささっと移動していった。どうやらアジア圏の観光客のようで、自分のジェスチャーに対して反応が遅かったのも納得。中山道奈良井宿は観光地として有名だそうなので、いつか寄ってみたい。
塩尻は14:15ごろ着。遅れもさして気にならないものに変わっていた。

2024年12月31日 3本目:塩尻甲府 中央本線特急あずさ34号新宿行き

今回は普通きっぷなので、ここから特急で時間稼ぎをする。そうそう待たずに来たあずさは、上り列車ということもあってか比較的空席あり。それでも茅野を出ると、自分が乗っていた10号車の空席表示も予約区間が迫っていることを示す黄色に変わった*1
14:54甲府着。このあずさ号は自分の目的駅には止まらないので、ここで降りることにする。

甲府駅3番線から見る駅北口の様子。手前の茶色のビルはNHK甲府放送局。

年末の鉄道旅、その車内には、師走の気ぜわしさと、日常からの解放感とがともにあった。一年の終わりまで、あと約9時間。甲府から乗った普通列車の窓からは、南アルプスへ沈む2024年最後の夕陽が、煌々と差し込んでいた。

*1:あずさ・かいじの中央線特急は、全席指定制。ただし、その席が指定区間外の場合は、「座席未指定券」(従来の自由席券に相当)を持っていれば着席できる。その席が予約済みかどうかは、座席の上の表示ランプで分かるしくみになっている