天翔橋北斗の旅々失礼します

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2016年8月11日・夏の18きっぷ旅第1日目 池袋~新潟

新宿→高崎

毎年恒例の夏の旅行だが、今年は2年ぶりに18きっぷを利用した旅行。観覧したいコンサートがこの日に新潟市内であるので、そこを軸に計画をたてた。
まずは新潟まで上越国境越えの移動。今回は夕方開演のコンサートに合わせるために朝~午後にかけての移動。乗り換えが慌ただしくならないように、うまく計画をたてたつもりだった。

 


が、ひとつ完全に忘れていたことがあった。
ちょっと家を出る時間が早かったので、乗り継ぎパターンを変えられないかと経路検索をスマフォでしてみたところ・・・どうやってもあらかじめたてた予定のかなり後の電車へ誘導される。
「あれ?」と思った2秒後に、自分の中でなにかが崩れる音がした。


今日、祝日ダイヤだ・・・。

慌てて先程調べてみた検索結果を確認。池袋から乗る予定の湘南新宿ラインは、土休日ダイヤでは存在せず、この後乗れる列車では高崎での乗り換えに微妙に間に合わない。

同じような時間帯に埼京線が来るので、これで赤羽まで行き、高崎線上野東京ライン)の快速「アーバン」に乗り換えることにした。
ちょっとだけ奮発してグリーン車にしたのだけど、祝日とあってこちらも遠方へ出掛ける方でいっぱい。なんとか席を確保して、簡単に朝御飯にする。
順調に飛ばして、高崎着。

慌ただしい高崎駅

「アーバン」が車庫に引き上げてしまうと、すぐに長野原草津口行きの特急「草津」が10:20に入ってきて出ていく。僕が乗る上越線水上行き普通731M列車は10:31発で車庫から入ってきた。昔、通学で使った中央本線で乗っていた115系が来ないかと期待したのだけど、来たのは105系だった。ここに登山の方々や僕と同じ18きっぷ旅の方々、地元の方々など満載で出発。

 

高崎→水上→長岡

夏休みシーズン中のこの区間は本当に混む。車内も暑いので、持参した扇子でパタパタ。高崎線は高崎以南もそうだが、この区間も乗るたびに「駅数は今のままでいいのか」「列車本数も今のままでいいのか」と感じてしまう。人口減少社会とはいうけれど、他方で「人口偏在社会」になっているのだから、多いところはその多い人口をうまく支えるしくみが種々必要な気がする。

上越国境の鉄風

さて、水上駅は11:35着。11:40発長岡行き普通8735M(越後湯沢からは1735M)列車へと5分乗り換え。ドアが開くや否やダッシュを始める人々も。跨線橋を渡って乗り換えるからだろう。私たちを待っていたのはE129系。

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JR東日本が新潟地区に投入している新型車両だ。車内にも「平成28年度 J-TREC 総合車両製作所」のステッカーが貼られ、新車特有の化学樹脂の臭いがしていた。
水上駅を出た列車はすぐにぐんぐんと高度をあげ、トンネルへ。湯檜曽・土合という二つのトンネル駅では、カラフルな服装の登山客が多く降りていたが、その人たちを不思議そうに窓からのぞく人たちもいて、なんだか水族館の水槽のようだった。

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土樽駅では、どう見ても登山をしそうにない装備の人々が多く降りていったが、どうやら山の日にちなんで運行される臨時列車の撮影のようだ。改めて、自分の今朝の失敗を思い出した。


周囲が徐々に開けてきて、水田が広がってきた。そろそろ眠くなってきたかなあというところで、13:32長岡着。店を探すのも億劫なので、駅ビルのフードコートの蕎麦屋で蕎麦とカレーライスのセットを頼む。蕎麦の色が思いの外、しっかりしていたのにちょっと驚いた。

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長岡→新潟

長岡到着の1時間強後、14:37発、信越線新潟行き普通449M列車に乗ることにした。この列車の新潟着は15:55。コンサートの開場は17:00だから、まあホテルにチェックインして、折り返し出るくらいでちょうどいい。ふたたび129系がご登場。ただ、夏の午後の暑い時間帯ということもあり、客はさほどいなかった。のんびりした空気の中、ぼんやりとしているうちに着いてしまった。