天翔橋北斗の旅々失礼します

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Electric Digital Kingdom ~DA's party~ 2018 Cherry Blossom Party「電子桜祭り」

関係性のまんなかに

シンガーのコタニキンヤ.さんがオーガナイザーを務めるイベント「Electric Diginal Kingdom」。

今回はその春バージョンがありました。わたしは昨年の秋バージョンに続く参加。出演アーティストが繰り出す音楽は様々。でも、すべてなにがしかの形でDA・浅倉大介さんに関わる人ばかりなのです。そんなカオスなのにどこか安心できる雰囲気が楽しく、再参加を決めた次第です。

場所は白金高輪のマンション地下にあるライブハウス「Selene b2」。

www.instagram.com3月18日、午後3時過ぎ、現地到着。すでにロッカールームもホールもごった返していました。

開演前

住宅地であるせいか、外ではなく建物内の階段(しかも地下方向)に待機列を作るのがこの会場の特徴。いったいどこまで降りてゆくのやら、というくらい深いところまで待機列が伸びました。

自分がいたのはちょうど階段の途中、地下1階に行くドアのところ。

スタッフさんが出入りする瞬間に、ちらっと楽屋の扉が見えた、ような気がします…。

入場は、自分が呼ばれた時間からすると、おそらく予定通り15:45に始められたようです。

開演

16:30予定が10分ほど押してのスタート。オープニングはオーガナイザー「コタニキンヤ.」さんののあいさつから。そして1人目へ。

LAZY KNACK

かつて浅倉大介さんプロデュースの2人組としてデビュー、その後も活動を続けていたYUNAHさん*1が、ひとりユニットとして再始動させたのがこのLAZY KNACK

この日はDJ CLAUDIO (from EDO クラウディオのwiki風プロフィール!EDOメンバーが今アツい! | LACUSTA )といっしょのステージ。また、コタニキンヤ.さんや越中陸士さんとコラボレーションしての楽曲も披露。オープニングらしく盛り上げて次へ。accessの"DRASTIC MERMAID"もやってくれましたよ。

余談ですが、息子さんを連れてきていたようですね。

絶対的メメント

DJセットが撤収、代わりにMacBookと電子ドラムセット、なぜか変に高く設置されたクラッシュシンバルがステージ上に。ボーカル&シンセというどこかで見たような(笑)組み合わせのユニットが登場。それが「絶対的メメント」でした。

電子ドラムがイマイチご機嫌がよくない、というのはありましたが、そんなのもすべてひっくるめて楽しませてくれるところがさすが。「あばれCHINA」では楽しそうにクラッシュをたたくマニピュレーターIPPEIさんが見れました。

サウンド的にはaccessに近い、けどちょっと違う感じの「ピコピコサウンド」。Vo.MAKOTOさんもかなりの筋金入りのaccess clusterなのは、ステージでの一挙一動にいろいろ表れてました。自分としては結構好きな音ですね。追っかけなくちゃ。

youtu.beKIMERU

KIMERUさんも浅倉大介プロデュース楽曲があるシンガー。最近はアニメソングや舞台の方でご活躍とか。そういえば「青春鉄道」単行本のミュージカルレポートで載ってましたね。

やっぱり舞台経験(劇のほう)のある方の声量ってすごい。がつんと一発「喝」を入れられた感じがありました。そのパワーを感じられただけで、行った甲斐があったというものです。「HEY! HEY! まだまだ!」なんて煽られてね。

DEAR KISS

後半一発目は女性4人組のDEAR KISS。秋のE.D.K.の時に初出演だったのですが、自分は「正直なめてました、すみませんでした」という感想を持ったのを覚えています。それほどまでに、歌はパワフルでダンスも激しかったのです。こちらも音源欲しくなったひとたち。楽曲もいわゆるJ-POPアイドル系、だけかと思いきや、結構とがった曲もあってびっくりします。

今回もそんなステージ。メンバー2名が元 GALETTeということで、GALETTeに浅倉さんが提供した "air summer"もしっかりやってくれました。

MCでは「さっき浅倉さんに会って~」という話が。《ん?来てない(ことになっている)はずだけど…》とざわつく会場。「違う人だよ~」とほかのメンバーが合わせてくれていました。ほんとメンドクサくてすみません…(笑)

The Seeker

いや、あのね。曲はもちろんなんだけどさ。

ヘビ様こと D.K.の佇まいが、それだけで圧倒されてしまうのです。秋の時も、「KISS FOR SALOME」のパフォーマンスがすごすぎて、「うへえ」となってしまったのです。

今回は、イベントタイトルにかけて、花があしらわれた着物風の衣装、それを脱ぐと赤いドレス(まるでいちごのようでした)が出てくるというしかけ。花の種類は違うけれど、「Gather Roses」はやや和風なメロディの曲が春にぴったりでした。

MCでは下ネタばっかり*2だけど、曲間で横を向き、次の歌い出しを待つその姿が本当に印象に残るのです。

コタニキンヤ

ドラムセット・ギター・ベース、シンセと出てきて、ぴちっとした面白いデザインのスーツで出てきたキンヤさん自身のステージ。

KIMERUさんかキンヤさんか、というくらい声量おばけな彼。

とくに伸びのところ、自分大好物です。「Owl of Soul」の最後の「としまあっはあぁぁぁぁん」なんか最高ですね。

「Easy Action」で「ハイ!ハイ!ハイハイ!」をやってご機嫌になりました。

Mad Soldiers

いったんはけたキンヤさんが再び出てきて「申し訳ございません」と。

赤いのがいたのはなんとなく知ってると思うんですけど、黄色いのがいなくて…ここでアンコールとさせていただければ…

と、しゃべっているところへステージ上手から見下すような目線のスコーピオン様・スネイク様が登場。キンヤさんの両サイドに迫り、バット(有刺鉄線巻き)を胸元へ。「ブロッサム!オポッサム!サムッ!」とギャグをかまして誤魔化そうとするも再びにらまれ、「ひゃ~」とばかり逃げるキンヤさん。

ふたりがツインギターで弾き始めたのは「さくらさくら」からの「春咲小紅」。途中のところで手拍子が入るところで、なぜかスコーピオン様が《お尻ペンペン》をやりだし、そして「TRAIN-TRAIN」ではスネイク様が合いの手で《シュシュポポシュシュポポ!》と絶叫。さらに「見えない銃を撃ちまくる」の部分ではスコーピオン様がギターを構えて客席を撃ちまくり*3、とやりたい放題やって去って行きました…。

そのほか

「クリムゾン×ブラック #とは」

前後半の合間にキンヤさんが「こんばんは、クリムゾン×ブラックです」と登場。「???」となる客席にキンヤさんから説明が。なんでも、イベント会場で売られているTシャツに、誤って「クリムゾン×ブラック」というプリント時の色を指示したメモまで印刷されてしまったのだそう。まるで出演者のような書体になってしまい、一度はMAD SOLDIERSのせいだということにしようとしたものの、結局自分が《クリムゾン×ブラック》を名乗ることにした、なんて言ってました。

www.instagram.comコタニキンヤ~」「どっと!」のおきまりのあいさつに付け加えて、「こと、クリムゾ~ン」「ブラック!」という客席との掛け合いがはじまり…これはそういう名義の何かが始まる前振りかな?なんて思ったことでした。

とにかくね

4時間半、長かったけど、でも中身はぎっしりだし、行ってがっかりすることは全くありませんでした。それぞれにそれぞれのパフォーマンスがあって、そのたびにスタッフさんは大変だったと思うけども、それだけに、飽きずに楽しく過ごしていられ、そしてそれぞれのアーティストから元気をもらって帰ってこられました。

 

*1:女優・松雪泰子さんの実弟

*2:性転換手術をしたMTFでいらっしゃるので、その関連の話とか、オーディエンスにある言葉を言わせ、そこに続けて別の言葉をつなげてド直球下ネタに仕立て上げるなど。

*3:どっかの浅倉大介さんもショルキーやギターでやりますね。