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w-inds. LIVE TOUR 2017 "INVISIBLE" - Songs & Performance

w-inds.と一緒の夏が来た

恒例でライブに行くアーティストは、w-inds.accessという私。

accessが春と秋にそれぞれライブツアーを行う方式に変更になってから、夏といえばw-inds.である*1。今回は越谷、広島、仙台での3公演に参加。

昨年同様、この記事ではライブ本編の楽曲とパフォーマンスについて記載します。各公演でのメンバーのおしゃべりとツッコみ等々は次の記事で。

solanet.hatenablog.com

 

ステージの構造

2015年の"Blue Blood"ツアー、2016年の15周年イヤーのライブツアーもそうだったように、基本的に彼らのステージは、奥に高いステージ(さらにその後ろに大型ビジョン)をつくり、そこへ両サイド、またはセンターから階段を作っておく、というスタイルが多かったように思うのだけど、今回は「階段なし」。

真ん中には正三角形をやや斜めにした大型ビジョンが据え付けられ、その左右の側面にも映像投影ができるようにしてあったようだ。そしてこの大型ビジョンの上も「ステージ」。床面がチカチカし、段のない傾斜しているだけの床面でパフォーマンスをするのは大変だと思うけれど、パフォーマンスとビジョンとのリンク具合がすばらしい演出だったと思う。

演奏楽曲

曲目中、特にコメントのないものはアルバム"INVISIBLE"収録曲。

M1 Come Back to Bed

サウンド的には欧米チャートにもいそうなこの曲、アルバム"INVISIBLE"では2曲目の収録で、シングルカットされた1曲目の"Boom Word Up"からすると、ややサブ的な立ち位置の曲のようにも思えたのだけど、ツアーでは1曲目。まさかこんな色っぽい曲からスタートするとは思わなかったけど、まるで本の「まえがき」のような効果を発揮していた。

聴きどころはもちろん涼平くんのソロ "Oh, baby~"で始まる部分。「溜め」もある、全力でオーディエンスの心をつかみにくる歌い方にグッときた。

M2 Backstage

"Come to My Bed"が「まえがき」だとすると、シングルカットもされてノリの良いこの曲からが、さしずめ「本編」のはじまり。△ビジョンにも、シングルジャケットと同じような水の波紋が写され、さしずめプールサイドの雰囲気。J-POPにトロピカルハウスを持ち込んだ画期的なこの曲で、一気に会場の気分も高まった。

M3 Complicated

楽曲的にはM1と響くような流れだろう。こう続けて聞いてくると「M1+M2=M3」という数式を書きたくなる感じだ。それほどまでにこの曲は「夏っぽい」。初日の越谷では、その後のMCでもしきりに「夏」というキーワードを出していたけれど、会場を一気にそんな雰囲気にする感じがあった。ただ暑い=熱いだけじゃない、どこか涼しげ=Coolな夏の夜の始まりだ。

M4 No matter where you are (from EP "Backstage")

シングル"Backstage"カップリングで、アルバム未収録のこの曲。曲的にはどちらかというとアルバム "Blue Blood"の系譜を引くファンク(といっていいのか?)な曲。アイスクリームを食べている途中で、ちょっとブラックコーヒーを口にしたような感じになった。

M5 TABOO

再び"INVISIBLE"からの曲。夏の夜の涼風を思い起こさせるイントロのハープに続けて、慶太くんならではのハイトーンヴォイスでの"A-hah~"がセクシーすぎる。この曲、全般としては「洋」、メロディラインだけ追うと映画音楽かしら、みたいな感じもあるのに、途中のラップや合いの手の入れ方に妙に「和」を感じる部分があったりして面白い。

M6 CAMOUFLAGE

再びトロピカル系サウンドに戻るこの曲。といっても、もはや深夜帯のトロピカル。TABOOからのCAMOUFLAGEなんて、秘め事に隠し事を重ねてしまっているようで、理性を保って聞いているのが難しかった、なんていう人がいるんじゃないだろうか。

M7 wind wind blow

この曲。3人は△ステージに上がり、半ば暗い中でパフォーマンス。前方にはバレエダンサーのような女性が2名。ストールみたいなものを持って舞う様子は、なるほど風のイメージ。w-inds.自身が「風」なのではない。もはや「風を操る精霊」か何かになったように見える。別れの哀しみも飄々と風に飛ばしてしまう、そんなかっこよさ。

M8 We Don't Need To Talk Anymore

ボーカル・コーラスワークで聴かせる、どちらかというとダンスパフォーマンスが少ない楽曲が続いてきたタイミングで、この曲を入れてくるのがいいスパイス。曲調自体は浮いてないけど、たっぷりダンスが見られるこの曲。ボーカルドロップにしたのも「ダンスができるから」ということらしいけど、自分たちの強みをよく分かった上で制作し始めたw-inds.をよく表現していると思う。

M9 Separate Way

少し長めに涼平くんだけのMCを挟んだのち、ステージ中央に椅子が2脚。座っているのは裏に下がっていた慶太くんと龍一くん。

龍一くんのギター伴奏での慶太くんソロ曲。ソロ名義のCDリリースはしているものの*2w-inds.名義でのソロボーカル曲は初めてだそうだ。安心して、落ち着いて聞けた。別れの歌なのにね。

越谷ではなかったが、広島では「龍一くんに無茶振りをして即興曲を作ってもらうコーナー」をやっていた*3。龍一くんの伴奏に、慶太くんは適当に英語詞で歌い、最後に無理やり「Hiroshima~」とつけて広島の曲ということにしていたが・・・(笑)

M10 In your warmth

あー、こういうのに弱い女子多そう!とか思っちゃう涼平さんのソロボーカル。特にサビの英語詞のところとかいいんじゃないですか?

男性ダンサーと女性ダンサーによる半ば社交ダンスのような振り付けで、愛の告白めいた歌詞の世界を資格でも見せてもらいました。

M11 A Trip in My Hard Days

涼平くん・龍一くん、w-inds.crew言うところの「道産子」コンビ*4での掛け合い曲。

サックスのシンプル&クラシックなループに、ラップが乗るいかにもヒップホップな曲。作詞が龍一くん、作曲が慶太くんとのこと。

「道産子」コンビはHi-Fiveよろしくお互いに手を合わせてからのスタート。「大変だったけど、一緒にやってこれてよかったよな!」みたいな内容のする、crewの胸を熱くさせそうな曲。

ここでの見所の1つは、三角ディスプレーのビジュアル。立ち位置に合わせて、三角形を二等分する線を境に、左側に"RYOHEI"、右側に"RYUICHI"の文字が流れていくグラフィックは、センター部分に注目して見ていると"RYUHEI"になったり"RYOICHI"になったりして面白かった。

まだちゃんとレコーディングもしていないそうで、今後の動きが楽しみなところ。

と、越谷のときに書いていたら、その後、M16 "Time Has Gone"のカップリングになることが発表された。

M12 ORIGINAL LOVE

龍一くんのソロボーカル曲。男っぽいキャラクターにあわせたラップ主体曲。人生論みたいな詞がまたしっくりくるんだ。

広島では「愛の形はいろいろだけど、これが自分の愛の形」なんてこと、言ってましたね。歌詞の解釈的には、龍一くんのメンバーとcrewへの愛だと思いました。

M13 Boom Word Up

簡単なステージセット変更*5を経て、アルバム1曲目のこちら。昨年以降、シングルリリースのたびに音楽性が大きく変わったw-inds.。この曲はいわゆる New Jack Swingをw-inds.流にやってみたものだけれど、その後はトロピカルハウスの方へ行ってしまったから、アルバム"INVISIBLE"リリースの時にも「Boom Word Upはちょっと浮いてしまった」という話があったくらい。

でも、ファレル・ウィリアムズも「周りがみんな90年代のリバイバルをやってる」って言ってたっけ。じゃあ、やってることは正解なんだ。

M14 Players

その「浮いてしまったBoom Word Up」をアルバムの中で安定させるために置かれたのがこの曲。

僕はこの曲が、アルバム同様に、ライブ本編の最後に来るとずっと勝手に思っていて、カットアウトの最後の1音とともにステージからすっと去る3人をイメージしてまでいただけに、一瞬「終わるの早くない?」なんて思ってしまった。

M15 Drop Drop

”Players"に勝手に「最後の曲」のイメージを持っていたので、間髪入れずこの曲が始まったときには、安心したと同時に「ん!?」と戸惑ってしまった。J-POP好きにはちょっと安心感を覚えるような曲かもしれないなあ、と思ったり。でも、どこかなんか違うんだよ、とも思ったり。

M16 Time Has Gone

2017年7月14日に突如Youtubeで発表されたこの曲。

Time Has Gone(MUSIC VIDEO Full ver.)/ w-inds. - YouTube

最新のw-inds.がここにある、というべきか。We Don't To Talk Anymoreで聞かせた新しい方向性は、この曲でさらに深化していると感じた。

M17 Let's get it on (Reflection remix by DMD; originally in "MOVE LIKE THIS")
M18 Superstar (Reflection remix by DMD; originally in "MOVE LIKE THIS")
M19 SAY YES (Reflection remix by DMD; originally in "MOVE LIKE THIS")
M20 New World (Reflection remix by DMD; originally in "Another World")

DMDは"Don Million Dollar"といい、慶太くんと Joe Ogawa氏のふたりで組んでいるクリエイターユニット。

http://www.donmilliondollar.com/

ここからは彼らが手がけたw-inds.リミックスメドレー。さしずめ「最近の感覚で昔の曲をリメイクしてみた」というところか。

楽曲自体はアルバム"INVISIBLE"限定AのDisc 2でリリース済みだったけれど、7/20のツアー初日越谷閉演後はそこここで「リミックスだと何の曲だか分からなくて…」の声多数。僕は「えっそこは不満になるの?」と一瞬思ったが、確かに、リミックスはアルバム初回限定盤*6にしか入っていない音源で、購入した盤によっては聞いたことがないという人もいたはず。そう考えると、戸惑いの声もよくわかる。

しかも僕の方は、いつもaccessのライブで「ほぼ確実に、原曲通りにはやらない。」「CDを聞き込んでいっても、何の曲なのか、ボーカルが出るまでわからない」のに慣れてしまっているから、というのが大きいのだろう*7

なお広島公演以降、ソロでのダンスパフォーマンスの順序が入れ替わり、越谷では「涼平くん→龍一くん→慶太くん」の順だったのが「龍一くん→涼平くん→慶太くん」になっていた。

そして、このリミックスパートで本編は終了。

enc.1 FANTASY

越谷では間髪入れず、しかもずれなく起こったアンコールの声。メンバーもあまり待たせず出てきてくれた。広島は待たされたけど、男声での「アンコール!!」があったのが印象にのこった。

原曲通りのイントロが聞こえてきた瞬間、大歓声!のこの曲。いつか絶対、涼平くんが新聞を持って出てくる「テレビバージョン」のステージを見たいもの。あれはテレビカメラだからこそ面白いのだろうけど、ぜひやってほしいなあ。

enc.2 In Love With The Music (in "Blue Blood")

昨年の15周年ツアーではギター一本のシンプルかつ斬新なアレンジになっていたこの曲、今回はオリジナルアレンジで魅せてくれた。

ダンサー6名を加えての9名で、途中のブレイクのところで見せてくれるダンスは、いつみても圧巻。

なお、8月13日の広島公演以降では「特別な曲を用意しました」という龍一くんからのアナウンスに続き、"Feel The Fate"がコンサートの〆になっていた。最終日日本武道館公演後のTwitterをざっと見る限りでは、久々に(または、初期を知ってたけど初めて)行った人にとってはよかったようだ。個人的には…うーん、どっちもよかったかな!

その他いろいろ

初日には魔物が…(7/20サンシティ越谷開演前)

いろいろな機材を使う彼らのライブでは、トラブルもつきもの。かつてパシフィコ横浜で見た初日公演では、音楽と同期していた映像が停まってしまって、そこで中断、なんてこともあった。

7/20(木)のサンシティ越谷公演では、開場は40分押し、開演20分押し、という状況でのスタート。ただ、開演後は目立ったトラブルはなかったようだ。

観客入場中の音楽は、今年はいつも通りで洋楽曲。でも、最近彼らが意識して取り入れているサウンド、たとえばEd Sheeranの”Shape Of You”が流れてたりしたので、何となくシームレスに本編がスタートしたような気がした。

なんだあの車!(8/13(日)上野学園ホール

なんかホールの入り口にロールスロイスっぽいやつが停まってたんですよ。詳しいことは分からないのですが、広島在住のミュージシャンで、龍一くんとも関わりのある方がサプライズを仕掛けたようですね。送迎がその車だったようです。

*1:とは言っても最近は会社の夏期勤務日程の関係で、ツアースケジュールと勤務日が合わず、だいたい秋にずれ込んだ日程で参加するのも増えた。

*2:過去2度している。

*3:広島の前の福岡公演でもやっていたそう。

*4:ふたりとも北海道出身のため。

*5:スピーカー設置など

*6:しかも通常と違い30cmLPサイズのケースに入っており、収納場所も含めて、ちょっと手が出にくいと感じた人もいたことだろう。

*7:それだけaccessのライブは「変」とも言えるのかも?