そらねっと通信局 on はてなブログ

鉄道・旅・音楽・ラジオ・気象・教育、など

2017夏旅~第5日目:出雲から松江、そして鳥取へ

やはり城下へ

昨日Iくんやご家族とのお話で、やはり松江に興味が湧いてきました。そこで、作戦変更。

 

solanet.hatenablog.com

 

もともとは9時にホテルを出て、普通列車乗り継ぎで鳥取に向かう予定だった*1けれど、出発を繰り上げることに。これで、松江で3時間半程度の余裕ができます。

とはいっても、松江も旧城下町の街の構造。駅は歴史的遺構からは離れています。てきぱきと行動することに。

 山陰線:126D列車普通米子行き 米子~松江

世間的にはすでに盆休みは終わった人も多く、朝7時52分出雲市発のこの列車も、ほぼ座席は一杯。ほとんどが県都松江への通勤・通学の方のようでした。朝日にきらめく宍道湖、その南岸を軽快にキハ40が飛ばします。松江までの所要は約40分。一気に客が入れ替わりました。私もそんな中に混じって松江市内へ。

 現存天守の大型選手:松江城

まずは最も早い時間から開いている松江城址へ*2。駅前から一畑バスで向かいます。

この一畑バス。古くて小さくて、とても東京や埼玉ではお目にかかれないようなサイズのバスでした。といってもマイクロバス流用ではなくて、おそらく最初から路線バスとして作られたもの。すぐに松江城に到着。

城の入り口としてはあっさりしているなあと思ったのは当然で、大手門が「跡」のみで門は再建のため情報収集中のようです。

朝も9時をまわると、城址内を歩いているとかなり暑かったのですが、現存天守の中では最大を誇る5層の天守の最上階は、四方が開け放たれていたこともあり、宍道湖の湖面を渡ってくる涼しげな風がたまりませんでした。

f:id:kk_solanet:20170817092326j:plain

f:id:kk_solanet:20170817092343j:plain

降りてから、ちょっと気になっていた洋風の建物「興雲閣」へ。明治になって天皇が松江を訪れるにあたり作られた建物だそうで、洋風2階建ての大きなホールのような建物です。2階は実際にホールとして使えるように整備されているほか、チェコ製のちょっと珍しいアップライトピアノが置いてあったりと、雰囲気のある建物でした。

f:id:kk_solanet:20170817090616j:plain

f:id:kk_solanet:20170817093954j:plain

波瀾万丈の人生とはこの人のために:小泉八雲記念館

城址から降りて、「松江歴史館」へ、と思いきや、この日は休み。

f:id:kk_solanet:20170817100856j:plain

武家屋敷」も修復中ということであったので、「小泉八雲記念館」へ。

もちろん小泉八雲については、『怪談』の一部を英語の教科書で読んだことがありますし、元の名をラフカディオ・ハーンということも知っていました。しかし、その人生は想像以上に波瀾万丈だったことを、この記念館で教えてもらいました。依るところないハーン=八雲の著作にさらに興味を惹かれたのはいうまでもありません。特に彼が、変わりゆく当時の日本をどう記述していたのか、に興味が出てきました。

隣には八雲が住んでいた家も保存されていました。典型的な武家屋敷。

f:id:kk_solanet:20170817104738j:plain

f:id:kk_solanet:20170817104829j:plain

f:id:kk_solanet:20170817105131j:plain

松江牛のカレーを記念館近くの食事処でいただき、早めの昼食に。

松江市交通局の観光路線バスでぐるりと回り込んで、松江駅に帰着。

f:id:kk_solanet:20170817115154j:plain

山陰本線:快速アクアライナー3452D列車 米子行 松江→米子

山陰本線の快速列車には、『○○ライナー」という愛称をつけるのが常のようです。そういえば昨日、米子駅の表示器に「とっとりライナー」の「っと」がLED不良で消えた「と  りライナー」なる面白い表示が出ていたっけ。

今日これから乗るのは、山陰本線のうち米子~益田の、おもに島根県内を結ぶ快速列車「アクアライナー」。キハ126-3とキハ126-1003で組んだ2両編成でした。

f:id:kk_solanet:20170817121808j:plain

キハ126系は、外見はステンレス製の、ドライな大手私鉄の電車の雰囲気ながら、中は木目調の落ち着く感じのデザイン。2000年代になって生まれたディーゼルカーらしく、走りはきびきびとしてきもちよかったです。

米子には午後12時53分着。駅3階の喫茶店でコーヒーを飲んで一息。

車内から扇形機関庫のようなものが見えたので、見に行こうと思ったけれど、外から見られる位置ではなさそうでがっかりでした。

山陰本線:普通250D列車 米子~鳥取

この日のここまでの列車は、乗車時間が30~40分と短め。でも、これから乗るこの列車は、米子午後1時47分発・鳥取午後4時15分着。実に2時半近く列車に揺られることになります。まあ、以前飯田線に乗ったときに比べればはるかに短いのですが…。

再び、国鉄型一般車両キハ40系です。この列車はキハ47 2010・58・37・33と番号バラバラの4両編成。朱一色の色合いがいかにも国鉄を感じさせます。

f:id:kk_solanet:20170817133835j:plain

沿線は漁村と農村が入り交じるのんびりとした風景。途中には風力発電所も見えてきました。駅も、木造の味わい深いものばかり。単線区間ということもあり、頻繁に列車の交換で長めの停車がありました。

f:id:kk_solanet:20170817142035j:plain

f:id:kk_solanet:20170817152806j:plain

ちょっと大きめの泊駅。ここでちょっとしたトラブルが。

JR神戸線*3で発生した人身事故の影響により、当列車と行き違う予定でした特急スーパーはくと号に遅れが生じております。この列車は、特急列車との行き違いを行いましての発車となります。」

との、車掌からのアナウンス。すでに10分近く停まって上下の「スーパーまつかぜ」号と行き違いをした後だったので「まだ来るの?」というのにむしろびっくり。午後3時35分発予定だった列車は、9分遅れて3時44分に発車しました。

f:id:kk_solanet:20170817154338j:plain

しかしここまで来れば、鳥取はもう間近。乗務員さんと車両のがんばりで、鳥取は1分遅れの午後4時16分に到着でした。

曇り空のムシッとした空気に嫌な予感でいると、すぐに大粒の雨が降ってきました。空港行きのバスまではあと1時間。で、鳥取駅前といえば…。

すなば珈琲 鳥取駅前店

県知事の「スタバはないけど、砂場(鳥取砂丘)はあります」という自虐発言を逆手にとって出来てしまったという「すなば珈琲」。珈琲好きとしては訪れざるをえませんね。

f:id:kk_solanet:20170817164142j:plain

駅前のお店は小さいものの盛況。私も座るまでに10分くらい待ちました。

スターバックスとは違い、エスプレッソやラテではなく、普通のドリップでしたが、癖がなくて飲みやすいと感じました。

鳥取砂丘コナン空港

最近空港が愛称を持つことが多いですよね。マンガ「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんが鳥取県のご出身ということで、鳥取空港は「鳥取砂丘コナン空港」という名前になっています。

JR鳥取大学前駅が最寄りですが、飛行機の便数と列車の本数のバランスがとれないのか、列車でのアクセスは勧められていません。私も鳥取駅から連絡バスに乗ることにしました。

駅前のバスターミナルに、空港連絡バスにありがちな、観光型の大きなバスがやってきました。でも、発車数分前にやってきて、それでささっと乗り切れてしまうくらいなのだから、最混雑時期は過ぎたとはいえ少しさみしいですね。

運転手の方が「えぇ~『コナン空港』行きです」とアナウンス。その後も「鳥取砂丘」の部分は一切言わずに「コナン空港」と案内し続ける運転手さん。もはや地名部分が呼ばれなくなってしまうという現象に、ちょっと吹き出しそうになりました。

f:id:kk_solanet:20170817181618j:plain

20分ほどで到着。こじんまりとした空港です。運航便はANAのみ。カウンターも、保安検査場も1ゲートのみ。

ANA298便は鳥取発最終便。機材はB737-800でした。途中、ルート変更があったらしく10分程度早く着陸したのですが、羽田ではいわゆる「沖留め」。バスでの移動になってしまい、早く着いても結局…という感じでした。

f:id:kk_solanet:20170817194424j:plain

でも、こんな写真が撮れるのも、沖留めならではですよね。

*1:18きっぷを使う予定があったのと、出雲縁結び空港からは自分が使いたい航空会社がなかったため。

*2:訪問時で、開門時間午前7時、天守に入るのは午前8時半から。

*3:東海道本線山陽本線の大阪~姫路のこと。